アメリカの卒業シーズンは5月から6月
日本の卒業シーズンは、まだ肌寒さの残る春ですが、アメリカでは5月から6月です。
英語で「卒業」はgraduationですが、「卒業式」は一般的にgraduation ceremonyです。会話などのカジュアルな場では、単にgraduationで卒業式を意味することもあります。「卒業式」には他にcommencement (ceremony)もありますが、こちらはより硬い表現で、「学位授与式」という意味があり、文書、スピーチ、卒業式のプログラムなどフォーマルな表現が必要な際に使われます。
アメリカの卒業生の服装でおなじみの四角い帽子と丈の長い式服ですが、帽子はcap(キャップ)、式服はgown(ガウン)と呼びます。帽子にはtassel(タッセル)と呼ばれる房を下げますが、学校や学部によって色が違い、卒業年の数字のチャームがついています。また、卒業証書のことをdiploma(ディプロマ)といい、学校の名前が入ったカバーに収められます。


卒業式の前にはこのtasselを右側に下げておきますが、卒業式終了時に左側に移すという習慣もあります。また、学校によっては卒業生が最後に一斉にcapを投げて、お祝いムードを盛り上げるという映画のワンシーンのような光景もありますが、投げた後自分のcapがどれなのかわからなくなり困るということも(笑)。
日本の卒業式は厳かで緊張感がありますが、アメリカの卒業式はリラックスした雰囲気でとても和やかです。
卒業に関する単語を使った例文です。
1. I'm going to attend my daughter's graduation next week.(私は来週娘の卒業式に列席する。)
2. He graduated from Stanford University this year.
(彼は今年スタンフォード大学を卒業した。)
3. Graduates received their diplomas at the commencement.
(卒業生は卒業式で卒業証書を受け取った。)